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<行程> 成田--モスクワ-(飛行機)-サンクトペテルブルグ-(夜行列車)-モスクワ--成田
春合宿の後、ロシアに旅行に行ってきました。きっかけはシベリア鉄道に乗ってみたい 程度だったのですが本当に実現してしまいました!今までの旅でもっとも大変で、そして素晴らしいものでした。
まずロシアに観光で行くのは少し面倒で、事前に専門の旅行会社を通じて現地のホテル・交通手段を あらかじめ決定しないとビザを取ることができません。そして現地ではその予約確認書(バウチャー) にしたがって行動することになります。したがって気ままに自由旅行はできないのです。
ロシアへの直行便で成田から毎日運行されているのはアエロフロートロシア航空という会社です。 調べてみると、ソ連時代からの(いろんな意味で)歴史ある航空会社みたいです。最近はだいぶマシに なってきているみたいですがどうなんでしょうか。不安と期待が入り混じる中乗ってみると..
実際に利用してみると、ほとんど現代のサービス水準に達していました。シートのオーディオの雑音やテレビモニタの画像の不鮮明さなどはありましたが、機体も旧ソ連製ではなく西側の飛行機でしたし、日本人の乗務員もいて特にトラブルがあるわけでもなく無事にモスクワに到着しました。このとき搭乗した便はモスクワ経由でローマへ向かうらしく多くの日本人客が利用していました。
モスクワ上空

さて、このシェレメチェボ国際空港に到着してからがロシア'らしさ'を感じさせてくれるものでした。 とりあえず20分ほどターミナルの横で待機となり、タラップで降りて巨大な移動用バスに乗せられよく分からない 非常口のようなところから到着ターミナルに移動しました。ここで各地ヨーロッパ乗り継ぎの人は待つのですが、 私たちはサンクトペテルブルグに向かう便に乗り換えるため滑走路をはさんで向かいの国内線ターミナルに向かわなければなりません。 最近は国際線=国内線の乗り換えがスムーズにいくシステムができたらしく乗り換え時間は2時間です。 この間に入国審査・チェックイン・税関・ターミナル移動・セキュリティチェックを行わなければなりません。
ロシア語もろくにできないのにどうなるだろうと思いましたが、先ほどの到着ターミナルには日本人の職員がいて ペテルブルグに乗り換えの方はお集まりくださいと日本語で呼びかけてました。集まった日本人は6名で私たち以外は ほぼ仕事で来ている感じでした。そしてロシア人の青年職員の後をついていくようにと言われターミナル内を移動し ました。このときの青年の足がはやいことはやいこと、東京人もびっくりです。ターミナルを半周して国内線乗り継ぎ 専用のこじんまりとしたチェックイン・入国審査場があり特に質問されるわけでもなくスタンプが押されました。 その後、税関'らしきもの'はあったのですが係員はおらず私たち日本人乗客が待っていると、職員にバスがあるから 早く乗り込め!的なことを言われスルー状態でした。12人乗りくらいのバス(ワゴン車)に乗ると空港内をかなりの スピードで移動し国内線ターミナルに到着しました。
シェレメチェボ国際空港第二ターミナル

国内線ターミナルに入るとセキュリティチェックがあり待合ロビーのようなところに出ました。 搭乗までほとんど時間がなかったのでよくみれなかったのですが、やはり東洋人はみられませんでしたね。 国内線はほとんどが旧ソ連製の飛行機とのことだったので'期待'していましたがこれも西側の飛行機で、 乗ってみるとかなり新しく、先ほどの国際線よりもきれいでした。数時間のフライトでしたが、軽食も出て 日本の国内線とはずいぶん違うなあと満足でした。
この世界最低とも言われるシェレメチェボ空港ですが、現状でもなんとか短時間で乗り継ぎができました。
現在第3ターミナルの建設が進められているらしく完成後は更に改善されるのではないでしょうか。
写真がぶれてるのはおおっぴらに写真を撮ってよさそうな雰囲気でもなかったからです..
国内線ターミナルで飛行機までのバスを待つ

そんなわけでペテルブルグのプールコヴォ空港に到着して、現地のロシア人ガイドと会いホテル「モスクワ」 に向かいました。その車中でガイドの方にスリには気をつけるようにと繰り返し注意されました。ホテルは近年改装されたようで カードキー方式だし内装はシンプルだが清潔で悪くはなかったです。 ただアメニティグッズはほとんどなく、ミネラルウォーターもなかったので ルーブルに両替していない初日はすぐ寝るしかありませんでした。ちなみに水道水は鉄くさく絶対飲めませんね。
翌日、朝食がセットされていたのでホテルのレストランに向かいます。ビュッフェスタイルでなかなかおいしかったです。 ロシアの黒パンはやはりすっぱかった。ケフィアがヨーグルトと並んで普通においてありました。
さて、いよいよ市内へ。ホテルから中心部のエルミタージュ美術館までは3km程、メトロも走っていますが 歩いて行ってみることにしました。ホテルから出たときは弱い雪で体感気温は0度くらいとそこまで寒くはありません(ロシアにしては)。 しかし歩いているうちに少し吹雪いたり、あられが降ったりとこの日は天候に苦労しました。 下の写真は日本で言えば銀座にあたるネフスキー大通りです。写真のように町並みが非常に美しく活気に満ちています。 この通りの周辺に多くの見所があります。
ネフスキー大通りのはずれ

ネフスキー大通り中心部

多少迷いましたがなんとかエルミタージュに到着しました。建物を目にした瞬間その壮大さに圧巻されます。 内部にはヨーロッパ各地から集められた美術品が数百もの部屋に分かれて展示されています。展示品ばかりでなく その室内装飾も豪華絢爛であり言葉も出ません。オフシーズンの平日ということもあるのか館内は比較的すいていました。 ちなみに学生はこの内容で入場料無料というなんとも太っ腹な美術館です。(写真撮影には別途料金100Pがかかりましたが)


ペテルブルグやモスクワには発達した地下鉄網があり、料金も一回乗るごとに距離にかかわらずモスクワ19P、ペテルブルグ17P (80円くらい)ととても安価です(近年インフレが激しいらしく値段が少しづつ上がっています)。 運転間隔も数分おきとかなりの本数が走っています。しかしこのメトロには特記すべき事項がたくさんあります。 まずそのホームの深さです。基本的に改札からはエスカレータで降りることになりますが下の写真を見ていただければ分かるとおり、 長さが半端ではありません、そしてそのエスカレーターのスピードは日本の1.5倍はあるのではないでしょうか。どれくらい早いかといえば つくばエクスプレスの秋葉原駅にある高速運転されているエスカレータより断然早いです。それでも上りきるのに数分かかったりします。 微妙に手すりの部分と足元のスピードがずれているのも怖いです。このエスカレーターを地元の人は早足で駆け下りたり余裕で 会話をしていたりしていました。
地下鉄のホームは旧ソ連時代に造られやけに豪華な装飾がされていることが多いです。警官も多くいるので下手に撮っていると 罰金を取られるかもしれなかったので車両の写真はぶれてしまいました。駅名や行き先表示は当然キリル文字で書かれていて 英語など全くありません。事前に多少なりともキリル文字に慣れていないと何処に向かうのか全く分かりませんので注意が必要です。
そして地下鉄の車両ですが、路線によっては新しい車両もありましたがほとんどは古い車両で轟音を上げながらかなりのスピード で走っています。車内はかなりレトロな感じで皆さん静かに乗っていますが、つり革がなく手すりがロシア人仕様で高いのでなかなか 掴まるのが大変です。 ドアは列車が完全に止まる前に開くし、閉まるときも車掌が一言案内するとガラガラガラバーンと、挟まったら 骨が折れるんではないかと..
異様に長くて速いエスカレータ

装飾が美しい地下鉄の駅

メトロの車両

この教会は日本語で血の上の教会と呼ばれます。かつて皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所に建っているのです。 たまねぎ型で鮮やかな頭をしています。内部に入ると一面がモザイク画となっており天井まで美しく装飾されていました。

教会内部のモザイク

いよいよこの旅行の目玉?であるサンクトペテルブルグ=モスクワ間の夜行列車に乗ることになります。 ロシアの長距離列車の駅の名前の付け方は変っていて到着する都市の名前がついています。すなわちペテルブルグに モスクワ駅、モスクワにはレニングラード(ペテルブルグの旧称)駅があります。乗車する列車はこの二都市間を8時間で 結ぶ「赤い矢」号と呼ばれる夜行列車です。ロシア長距離列車のホームには改札がなく各車両の入り口には車掌が立っていて 改札と行います。車両は比較的新しく水周りも清潔でとてもすばらしかったです。
私たちが乗車したのは2等寝台で4人個室であり2人のロシア人と同室となりました。先に個室にいた一人は全く英語も通じなかったが 気さくに?ジェスチャーを交えて話しかけてくれ、「オヤスミィナサイ」を教えることができました。 多少英語のできるもう一人のロシア人を交えて少々話してみるとやはり日本の格闘技は有名なようでした。 深夜0時を過ぎていたので発車するとすぐに寝る準備となりました。
やはり旅で疲れていたせいかぐっすりと眠ってしまいました。朝起きると外は薄明かりで、森が続いたり集落が現れたり というのどかな光景が見られました。モスクワ到着一時間前くらいに車掌から朝食が届けられました。また車掌室に行けば 熱湯をもらうこともでき暖かいお茶やコーヒーも飲めます。こういうサービスはやっぱりうれしいですね。
赤い矢号、モスクワ駅にて

配られた朝食

モスクワのレニングラード駅に到着して、日本で手配しあった専用車とりあえずホテルに向かい荷物をおきます。 ロシア全体にいえることですが、現地のタクシーはほとんどが白タクでロシア語ができないとその利用は無理でしょう。 ホテルは市の中心部から15kmほど離れたところでモスクワ五輪のときに建設された巨大ホテル群のひとつでした。 中心部に行くには近くにメトロの駅があるので地下鉄で20分くらいでした。
そしてクレムリン周辺に到着です。まだカッサ(切符売場)は始まっていなかったのでクレムリンの回りを ぐるっと一周しました。第二次世界大戦で亡くなった兵士を慰霊する無名戦士の墓には微動だにしない衛兵が その横で守っていました。衛兵は一時間交代らしいです。そしてお約束のたまねぎ型の頭の聖ワシリー聖堂です。 色使いは一番派手ですかね.. その近くにあるレーニンが保存されているレーニン廟は残念ながらこの日は公開されませんでした。
そしてクレムリン内部へ、ここもオフシーズンのためかほとんど並ぶこともなく入場できました。入り口では金属探知機で 検査が行われています(その割には明らかに反応しているのに素通りさせてましたが..)。内部では一定間隔ごとに兵士がいて プーチン大統領のいる大統領府などは厳重な警戒態勢でした。そして武器庫へ、武器庫といっても中には歴代皇帝の宝物が納められています。 なんていうか..あまりに金銀宝石でピカピカでした。入場料は学生料金でクレムリン50P、武器庫が70Pでした。
無名戦士の墓と微動だにしない衛兵

聖ワシリー聖堂

レーニン廟

馬に乗った警官

そして最終日はホテルの近くにあるヴェルニサージュというみやげ物市場に行きました。 はじめは間違って観光客向けの市場の裏にある巨大な生活雑貨・食料品が売られている市場に行ってしまいましたが ものすごい数の商品があり平日にもかかわらず現地の人たちでにぎわっていました。 そしてヴェルニサージュを発見し物色、はじめは吹っ掛けてくるので適当に英語でディスカウントです。 入れ子の人形マトリョーシカ、毛皮の帽子、民族衣装などさまざまなものがありました。
現地の人向けの市場

ヴェルニサージュのみやげ物屋で売られているマトリョーシカ
